フロントエンドエンジニアといふこと


こんにちは、みみです。色んな名前で出ています。

今日は私の肩書き、フロントエンドエンジニアについて書いておこうと思います。

私のWeb制作との出会いは大学の研究室のホームページ作りを任されたところから始まります。CMSなんて無い、テキストエディタに手打ちの頃。すっかり魅了されて研究そっちのけでどハマりしました。

その後、Movable Typeに感動してCSSを覚え始め、XOOPS(懐かし!)やWordPressに手を出してPHPを覚えて自作CMSを作ってみたりしながら、仕事として関わるようになりました。JavaScriptをいつから弄りだしたかはよく覚えていません。結構最初の頃からよく分からないまま触れてはいたと思います。絵も好きだったので、イラストレーターやDTP的なお仕事もしました。

そうして、主に(デザインデータを受け取ってデプロイまで持ってく作業全般を請負うというざっくりとした意味の)コーダーとして、たまにデザイナーとしても働いていた小さなウェブ制作会社を辞めて子どもを産んだりしていた5年ぐらいのブランクを経て本格復帰したら、いつのまにか私が主としている仕事の領域に新しい名前が付いていました。

フロントエンドエンジニア、です。

あ、私エンジニアだったのか、と最初はちょっとびっくりしたのですが、私の職業は何か、と問われれば、フロントエンドエンジ二ア、というべきなんだろうなあと。

結婚後はフリーランスで、旦那さんがバックエンドを主にやってくれているのもあり、彼が窓口なので、デザイン主体のものよりプログラミング側をお願いされる案件がほとんどで、自然と請負う内容がデザイナーさんが作れないJavaScriptな開発だとか込み入ったCSS設計だとかWordPressの限界を探るようなカスタマイズだったりしたわけです。

で、久々に作った名刺にフロントエンドエンジニアと書いてみたのですが、その名刺を配るようになってから、果たしてほんとに私はフロントエンドエンジニアなのかしら、という疑問がふつふつと湧いてきて、記事を書いてみています。

「フロントエンド開発者」の終焉

こちらの記事はそういう疑問に答えてくれるような良記事なので良かったら目を通してみてください。CSSをちゃんと出来る人が少ないという話も自分の肌感覚と同じで膝を打ったのですが、この中に、

フロントエンドエンジニア:フロントエンド(ミドルウェアの場合もあり)機能の開発者
フロントエンドデザイナ:フロントエンドのビジュアルまたはインタラクションの開発者
フロントエンドフルスタック開発者:上記の両方を完全に満たす開発者

(中略)

フロントエンド開発を分けなくても、多くの人がフルスタック開発者と名乗っているのを聞きます。実際には、彼らがフルスタック開発者でないことは私の折り紙付きです。

という文章があるのですが、ホンマソレ、です。

この業種で、フルスタックで居ることはかなり骨が折れますし、フルスタックで動けたとしても何方か自分が得意な方を明示出来る人の方が優秀だというのも凄くうなずけます。

さて、問題は私がどちらなのか、ということ。デザイナなのかエンジニアなのか。私はどちらで居たいのか。

CSSの設計が多分いちばん得意です。黎明期にKANZAKIさんのサイトに感銘を受けて以来、セマンティックな事は好き。デザイナ的立ち位置というか、企画・設計段階から関わりたい気持ちが強い。という事を考えるとデザイナーなのかなあ。でも、PHPとJavaScriptでごにょっとしたり非同期させたりするのも好き。

・・・これは、一番駄目なパターン?でも正直な処、まだ選べません。たぶん、100枚の名刺を配り終わった頃には答えが出ているかな。そんな私ですがどうぞよしなに。


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