もくもくコントリビューション #1 に参加してみた


こんにちは、みみです。

11月は勉強会への参加回数が私史上過去最多の記録更新だったのですが、実はそのひとつが4日に行われた Capital P もくもくコントリビューション #1 でした。

ZOOMを使って世界中どこからでも参加出来るもくもく会とか素晴らしい…。しかも、もくもくと言いつつ、高橋さんがWordPressのコアにどうやってコミットしていくのかを一から生で全部見せてくれたので、めっっちゃくちゃ為になりました。もくもく会開催中にコミットまで持っていく集中力も凄かったです。

コミットまでの手順については、

WordPressコアにパッチを送る方法2018年版 – Capital P

に動画付きで説明されていますし、もくもく会の内容もいずれCapital Pにレポートされるのかなとも思うのですが、自分用の記録のために書いておこうと思います。

でも実は、私の iMac の環境が古過ぎ(phpとかmysqlとか諸々ごっそり)て、全くオンタイムで追っかけられず見ているだけになってしまったので、沢山教えてもらえたTipsを全く試せず仕舞いでして。…なんでもっとちゃんとメモしなかったのかと大後悔。メモ大事。外部記憶化必須。

そんなわけで、先日ようやく環境が揃ったので、手順をおさらいすることが出来ました。

結果メッチャ便利過ぎたので今後は wp-cli を使いまくるしかないと思った次第です。先達のみなさまに多謝。

WordPressの開発版テスト環境をさくっと作ってみよう

は、Capital P にかかれている通りなのですが、WordPressもとうとうGitに移行するぽいのでもう少ししたらもっと楽ちんになるんでしょう。

まずはチェックアウトする

私は subversion 良く分からない勢ですが、リポジトリからファイルをダウンロードしてローカルコピーを作成することをチェックアウトというそうです。ここではWordPress.orgからローカルにコピーを落としてくることになります。

svnコマンドは mac だとデフォルト(/usr/bin/svn)で入っているみたいです。

svn co https://develop.svn.wordpress.org/trunk/

とするとダーッとWordPressのファイルとともに、npmやらcomposerやらGruntやらwp-cliの設定ファイルやら諸々どーんとセット済みのものをゲットできます。2018/12/11現在なら、5.1-alpha-43678 がダウンロードされます。

こんな感じでどっさりダウンロード。
cd trunk

してディレクトリを移動したら、

npm install

をするとnpmからgruntやらwebpackやらが落ちてきます。

npx grunt

でGruntのタスクが発動。Done.となると完了です。

MySQLなどの設定をします

ここからは wp-cli のコマンドを使って、データベースの設定をします。まずは wp config createwp-config.php を作成。

wp config create --dbname=wordpress --dbuser=root --dbpass=YOUR_PASSWORD

とすると作成されます。dbname にはお好きな名前を、dbuserdbpassは各自のローカル環境に合わせて書き換えましょう。

設定ファイルが出来たら、 wp db create でローカルのMySQLにデータベースを作成します。

wp db create

phpMyAdmin入れている人はログインすると、指定した名前のデータベースが作成されているのが確認できるはずです。

WordPressをインストール

wp core install コマンドで、WordPressをインストールします。

wp core install --url="http://localhost:8080" --title=WP --admin_user=admin --admin_email=admin@example.com --admin_password=admin

ローカルなので別になんでも良いと思いますが、気になればお好みの設定に書き換えましょう。

ローカル環境を走らせてみましょう

wp server コマンドで、ローカル環境が立ち上がります。

wp server --docroot=build/

docrootでドキュメントルートが指定できます。先のコマンドで指定したhttp://localhost:8080はデフォルトの設定なのですね。

これで、ローカルの開発版テスト環境構築完了です!やったね!

デフォルトでは最新の公式テーマが適応されています。

で、5.0がリリースされる前にやってみた時は、

wp core update --locale=ja

しないと日本語化されなかった記憶があるんだけど、今回勝手に日本語化してました。便利。なにか変わったのかな?(2018/12/11 13:28追記 も一回チェックアウトしてみたらバージョンも5.1-alpha-20181211に変わってて英語版でテーマもNineteenじゃなくなってたので多分幻をみたっぽい…。かなりの頻度でアップデートするみたいです。)

…というわけで、ほんとはヒントを教えてもらったところのパッチを作って送るところまで出来たら公開しようと思っていたのですが、気がつけば年が変わってしまいそうなので一旦公開しておこうと思います。そのバグまだ解決してないままなので、近い内にチャレンジしてみます。

またやって欲しいです!

つまりは、凄く良い勉強会だったので、Zoomもくもく会を3ヶ月に1回ぐらいでやったら日本のコアコミッターめっちゃ増えそうな気がするので、ぜひまたやって欲しいです!ということが言いたいだけのポストとなりました。


公式のリファレンスはこのへんとかにあります。


…はー、やっと一個書けた。主婦にアドベントカレンダーとか夢のまた夢では。


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