こんにちは、mimiです。
2019年も私にとって十二分に激動だったのですが、2020年も振り返るとまた色々あった一年だったなあと年の瀬のご友人方のブログ記事を読んで思ったので、滑り込みで書いてみようと思います。
Gutenbergを読む会が来年も続きそう
私にとって今年何よりのニュースは、なんだかんだと1年続いたGutenbergを読む会。
発起人の一人であるとろゆにさん曰く、会則は
- 飽きたら辞めよう。また気が向いたら戻ってこよう。
- Gutenberg 完全に理解したら辞めよう。
- WordPress より大事なことは沢山あるよ!まずそっちを大切に。
の3つ。始めた当初に掲げてくれたものです。これを読んでとても良いなあと思いつつ、気が向いたら戻ってこれる場所って誰かが守らないと戻れないので、きっと私がそれを守る立場かなあとぼんやりとは思っていました。
とはいえ私も元来飽き性なので大体ダレてきたり忙殺されたりで半年ぐらいで飽きるかなと思っていたのですが、メンバーに恵まれたり、Gutenbergの開発速度がやばくて止めるどころの騒ぎじゃなかったりで、たどたどしくも一応月2回で1年続いた勉強会。気がつけば私にとってかけがえのない時間のひとつになっていました。
Covid-19絡みでなかなか人に会えないから、というのもあるかも知れません。元来あちこちに散らばったメンバーなのでコロナで無くても年1-2回会えるかどうかですし、オンライン勉強会のスタイルも最初からそうなのですが、続いた要因の一つであったのは確か。
会を誰にでもオープンにしなかった訳は、最初の頃に話して決めたのですが
- オープンなWordPressの勉強会は公式非公式共にもうあるということ
- Gutenbergを一人で読むのが辛いから一緒に読んだらいいかも、というのが最初であるということ
- 本当に手を動かしている人でないと多分詰まらないし続かないということ
- 続くかどうか分からないし誰かの重荷にしたくないし、やりたいことをやり続けるために大風呂敷を広げずに小規模にやろうということ
- 基本的にWordPressにコミットするのが当然という価値観の人たちであること
などから自然とWordCampのコアテーブル付近で会った人たちが基本になって各々興味がありそうな人に声をかけてもらった感じでした。
発足のタイミングはある人の結婚式の2次会ですし、お声がけしたくても恐れ多くて声すらかけられていない方も沢山いらっしゃるので、タイミングとか交友関係とかも影響しています。むしろ何故私が旗を振っているのかが未だに分からない心地ではあります。運が良いんだなと思います。
1年やってみて痛感したのは、WordPressがレガシーとか枯れてるとかとんでもないって事、何か一つを追求出来る人はどこでだって生きていけるという事、そして継続は力なり!という事です。
というわけで来年のことは分かりませんが、もう暫くは続きそうな読む会、良かったらチェックしてみてください。サイトはこちら。Twitterはこちら。
実際にどんなことをやっているのか興味を持たれる方もチラホラいらっしゃたり、私自身が聞いていて内輪に終わらせるのは勿体ないなという話もあったりするので、たまにYoutubeにしてみたりPodcastもやってみたりしています。良かったらご高覧くださいませ。面白そうだなと思ってくださった方、ご連絡お待ちしています。
2月、10年ぶりの海外旅行
ここからは、順を追っての振り返り。
2月に10年ぶりの海外旅行、かつ初ソロ海外に行きました。その模様は別に記事に書いているのでそちらで。ソロと言いつつ愉快な旅の仲間に恵まれて素敵な非日常を過ごせました。たどたどしい英語でも単なる旅行だとできない会話を初めてお会いしたコミュニティの方たちと交わせた経験は私の中でとても大きかったです。行った当初は想像もしていなかったご縁があって今があるので、ほんとうに人生は面白いです。
帰国後は去年から始まった非日常にやっと一区切り付いたような心地になりました。暫くWordPressのコミュニティから少し離れたいなとすら思っていたと思います。が。
5月、do_action Japan
気が付いたら、5月はdo_action Japanに参加していました。この状況下に非力ながらも何か出来ることがないかと思った結果でしたが、私自身に一番、貰ったものが大きかったように思います。誰かのためにサイトをつくることについて、じっくり考える機会でもありました。前から話したかったけれど話せなかった話をすることが出来たり、オンラインならではの繋がりが出来たり。一緒に何かをつくる体験は本当に良いですね。
しかし、オンラインカンファレンス自体にはあんまり参加したいとは思わなくなりました、というかそもそもオフラインであってもカンファレンス自体にはあんまり魅力や価値を感じていないので、今後も、何か皆で一緒に手を動かすようなイベントに関われたら嬉しいなと思っています。
do_actionきっかけでやってみた死ぬまでに読みたい1000冊プロジェクトも唯の月イチのもくもく会(もくもくっていっても各自仕事している)みたいになっていますが一応続いています。最早皆さんとお喋りしたいがために集まっている状態ですが、名目が続かないと終息してしまいそうなので、2021年は使ってもらえるサービスに出来るといいなあ。年始のミーティングでみんなに相談してみようと思います。
キャンプ三昧…もっとしたかった!
夏頃は、キャンプに行ったりもしていました。本当は去年の末に念願の車を買って、今年はキャンプ三昧の年にするぞ、と思っていたのですがこの状況下でなかなか出かけられずにしょんぼり。それでも夏から秋にかけては何回かキャンプに出かけることが出来ました。
海辺の育ちながら、プールの塩素が苦手なので大人になってあまり泳ぐことが無かったのですが、久々に海で存分に泳ぐことが出来て幸せでした。大昔&田舎過ぎて素潜りが基本だったのでシュノーケルの快適さに感動したり。キャンプ仲間のお陰でサウナテントの魅力も教えて貰えたり。
最初は家族共通の趣味が出来たらと思って始めたのですが、大人になってからこんなに真剣に遊べると思っていなかったし、キャンプを通じたご縁にも恵まれて、本当に運がいいなあと思います。来年もどうなることか分かりませんが、また泳ぎたいし整いたい!そのためにもお仕事をがんばりたいなあと思います。
7月、My Snow Monkey Starter のリリース
今年はSnow Monkeyとそのコミュニティに大変お世話になった一年でもありました。WordPressの使い方が変わった一年、アクツさんの有り難いお誘いに乗っかって、勢いでリリースしたMy Snow Monkey Starterは完全に私の私による私のためのリポジトリとなって、現在進行系でむちゃくちゃ身になっているものです。
こういうカタチにしたことで、無理に書いたコードを全て再利用しようとせずに、必要なものを再検討してブラッシュアップし続けることが出来ました。15年来で初の出来事です。やっぱり小さく始めて、公開するのって大事だなと実感します。
コミュニティへのお返しとしては、他の誰かのためには全くなっていなさそうな処が申し訳ないのですが、私なりのベストプラクティスをアップデート出来る場として、来年もちょいちょいこっそりブラッシュアップ出来たらと思っています。
お仕事のお誘いが増えて限界を知る
昨年WordCampの実行委員長をやらせていただいた完全にその名のお陰で、準備をしている段階から一緒にいかが?と言っていただける事が増えました。有難いです。
其の中の一つがこちら。メディア・コマースの認証システムにAuth0を導入。開発やデザインのプロによる「共創」により、TOKION復活を多方面からサポート! | Serverless Operations(堀家さんとはWordCampというよりShifter Meetupでの繋がりが大きいでしょうか。Shifterさんにもお世話になった2020年でした。この記事自体、Shifterで書いていますし。JamstackとWordPressを繋ぐ大きな架け橋の一つ。来年もその進化が楽しみです。)
業界歴は無駄に長いですが、途中長めの産休もあり、基本的に孫受けばかりでポートフォリオも公開していない身に余るお話ばかりいただいて、本当に運がいいなあと思います。私もご一緒したい!と思う方ばかりでまさか仕事を選ぶなんて烏滸がましい。しかし身は一つ、時間は有限、無理をしてお受けしてもご迷惑をおかけするだけ、ということを痛感しました。いつだって限界を決めるのは自分だし諦めたらそこでお終いなのですが、きちんと事前に判断して諦められることも大事。のらりくらりと生きてきたつもりでも、人生は判断の連続で成り立っているんですよね。
受託開発をこの先もずっとやるのかどうか、ということも今悩んでいることの一つではあります。でもお誘いが有る限りは続けたいよなあ。お声がかからなくなったら辞め時かなあ、と思ったり。ああ、誰かに相談したい。相談という名のただのお喋りをしたい。
9月、Vektorチームに参加
9月からは Vektor, Inc. にて取り敢えず週2日ほどから、チームに入らせていただくことになりました。
最初はサポートするからテーマを作りませんかというお誘いをいただいて、配布テーマ自体には興味があってもサポートが何よりのネックというか絶対やりたくないゾーンだった私にとって渡りに船だったので喜んでお受けしたのですが、他の受託案件と並走しながらの開発時間の確保が私には無理だったのでそちらは一旦保留になって、Vektorチームに入って一緒に何かやりましょう、というお話に。孤独なソロ開発(チーム開発があっても期間限定)に飽き飽きしていたし、私みたいな超面倒くさい人間(とある程度はご存知でいらっしゃるの)に声をかけてくれる石川さんの心意気と勇気に感動して、有り難くお受けしました。いつだって真っ向から口説かれるのって嬉しいですよね。
入らせて貰ってからようやく気が付いたんですけれど、たぶん、私が知っている限りですが、日本で唯一、有料のカスタムブロックのプラグインをチーム開発している会社なんですよね。(他にもあったら無知でごめんなさい。)Gutenbergを読む会での知識が活かせる唯一のチームと言っても過言では無いのでは、と。ここだと趣味が仕事にできる!と気が付いて面白くてしょうがない今日この頃です。12月のアドベントカレンダーでは、今までやったことが無かった「ちゃんと技術記事を書く」ことに挑戦させて貰えたり、やりたいことをやらせて貰える環境と、何より心優しいメンバーが最高です。私にとっては何をやるかでは誰とやるかが本当に大切なのだなあと思います。
そんな感じで、2020年は22本、この記事を合わせて23本ブログを書いていました。後半がたっとペースが落ちていますね。来年は月2本ぐらいは書けると良いな。無理かなあ。
ほんとうは2020年はWordPressからちょっと離れて他のことしたいなと思っていたのですが、蓋を開けてみると結局、WordPress一辺倒な状態になっていました。WordPress沼怖い。2021年も全然抜けられそうにないです。
すでに決まっている新しいチャレンジも待っていますが、薪は有限。焼べる先を間違えないように、もしちょっと間違えちゃっても戻れる場所を大切に、毎日を過ごしたいなあと思います。そしていつか笑顔でまた会えますように。
来年はどんな一年になりますか、不安もありますが、これを読んでくださっている貴方と何かご一緒出来たら嬉しいです。良い一年でありますように。