do_action Japan 2020 に運営スタッフとして参加してみての所感


こんにちは、みみです。ブログを書くまでイベントが終わらない昭和生まれです。

先日のブログにも書きました通り、do_action Japan 2020 の運営スタッフとして関わらせていただいて、無事に予定通り5月16日、17日に初のオンラインイベントが開催されました。

運営チームがまず最高でした

すみません、いきなり内輪べた褒めになっちゃうんですけれども。

イベント自体も、ハッカソンの内容もめちゃくちゃ為になりまくったのですが、先ずもって、運営チームのメンバーが最高過ぎたので終わった時に寂しくてどうしようかと思ったほどでした。意思決定プロセスも計画も実行も相談も、完全に本来の意味の「ボランティア」だったの、押し付けなく選択出来て、動ける人がやる、出来ないなら出来ないと言える、というスタイルだったんですよね。それがとても良かった。

そうなったのは皆少なくとも一度は(多くの人は数えるのが難しいぐらい?)ボランティアで執り行うイベントの主催を経験しているような人ばかりだった、というのが大きかったのかも知れません。この人達ならこのぐらいガツガツ行っても大丈夫だろうと安心しきっていて、甘えさせてもらった感もあります。

とはいえ、スタートからゴールまでがかなり短いイベントだったしオンラインだし無料だしスポンサーも基本要らない(お金が発生しない)し、そこまで手はかからないだろうと高をくくって応募したのですが、全くもってそうは問屋が下ろしませんでした。そう、WordPressコミュニティこわい。まんじゅうこわい。

能動的な人ばかり過ぎて気がつけば、あれもこれもそれも要るのでは?あそこも変えるべき?じゃあこっちもやっちゃうかー的な感じでモリモリ作業がふえていっては、あれ?今のまあまあな無茶振りが混じってた気がするんだが特に何事も無く処理されていったなーみたいなのが度々。無茶振りが無茶振りにならないのがすごい一方で、それは無理だってちゃんと言える空気が保たれていた(と思うけれどそうじゃなかったらごめんなさいw)のも凄い。

ツールとしては、予め決まっていた公式サイト以外では、基本Slackでやり取りし、必要あればZoomで話して絵が要るかもとなったのでFigmaでちょっと描いたり、Google DriveがベースでHackMDなどもちょいちょい活用。SNS担当はTwitterとFacebook、あと一部(w)の人は動画編集とかまで、色々駆使してくださっていました。サンプルサイトも気がつけばすごい数になってた。

もちろん、初開催しかもオンラインだったしで、結果外から見れば至らなかった点は多々あったかとは思う(フィードバックをちゃんと精査して改善・対策はちゃんと行います)のですが、自走するメンバーのクリティカルワークがビシバシはまってああ、これぞチームワーク!の感動がそこかしこで感じられて、参加できてとても幸せました。

リードをしてくださったデュプティのお三方に改めて感謝を。ご一緒してくださった運営メンバーの皆さん、皆さんの一員として参加できてほんとに光栄でした。

参加してくれたみなさんが素晴らしかった

do_action Japan 2020 閉会式の様子

そして、カンファレンススタイルが主流のWordCamp と違って、皆が参加し手を動かすイベントなのがとても私の好みでした(と書くと角が立つけど、WordCampも好きです、悪しからず)。参加者全員が手を動かす前提で集まっているので何やら空気から違うようで、緊張感がありつつも、やってやるぜな心意気の人たちの熱気のようなものが、オンラインで画面越しでも伝わってきました。

同じく手を動かすコントリビューターディともまた違った空気だったのは、最初からゴールが大体分かっていて、各自のロール(役割・担当)が決まっていたというのが大きかったように感じました。あとハッカソンなのに実案件っていう緊張感がなかなか痺れました!団体さんによって要件が様々だったのでそういうプレッシャーもゴールも空気感もチームでバラバラだったとは思うのですが、何方も2日でのあの環境は、なかなかの経験値を、ベテラン・新人問わず稼いだのではないかなあと思います。

スポンサーとして参加してくださったみなさんも、金額でのサポートではなく実際のサービスやプロダクトを提供してくださっているので、いつもどおり?とは違うやり取りが発生したのにも関わらず、細やかに対応していただいてとても助かりました。

オンラインの難しさ

反面、やはりオンラインの難しさももちろんありました。一部の人にとっては、オンラインの方がサボりにくさがある?かも、しれないです。慣れていない人にはどういうタイミングで抜けたり休んだりして良いものか、読み取れないまま時間が過ぎてしまうかもなあと思いました。なるべく声かけを試みたのですが、運営チームの人から、そもそもずっとZoomを繋ぎっぱなしという状況に慣れていなかったので、楽しかったのだけれど初日は結構キツかったというフィードバックをもらって、すまんかったー!となったりしました。

オフラインだと、そのあたりの機微も言葉がなくても気付けたりする場合もあるのですが、オンラインだとそこまでの微妙な空気が読み取れないので、声かけをしたところでなかなか難しいですね。でもちゃんとフィードバックしてくれて、それは嬉しかったです。運営チームの人だったからフィードバックもらえたけれど、ひそかにしんどく感じてて言えなかった人が居たら申し訳なかったなあ…。

私自身もワイヤーレベルのリアルタイム相談はあっても、ガチなデザインワークをZoomで繋ぎつつで見られるの慣れて無くて(Figmaでデザインしていると普通に見られちゃうからそれ自体は平気なのですが言語野と視覚野?を両方つかっているとシンドい感じ)集中が難しかったのですが、今回のお陰でその辺りの閾値みたいなものがちょっと分かって、この辺までなら大丈夫だなというのが見えた気がします。開き直ったとも言う。

気がついたらFigmaを推しまくっていた回し者感満載でしたが回し者じゃないです

蓋を開けてみたら、結果要らぬ心配だったようなことばかりではあったのですが、募集期間も短かったし二日間参加は意外と厳しい人も多いだろうなということで、運営スタッフとしては己の欲求より応募してきてくれた団体さん全部に満遍なく制作ボランティアが入って、当日が上手く回ることの方の優先度が断然高かったので、どこでも入ります(出来ますとは言えない)スタンスで待ち構えていたのですが意外や意外、すぐに埋まると思われたデザイナーと開発者枠が空き気味となりまして、最終的に1つをデザイナー枠、もう一つはデザイナー補佐枠として入ることになりました。

慣れないディレクター枠をやることにならなくてホッとしたのも束の間、デザインのタスクが意外と両方重め・・・かも?という事態に直前に気がついて顔面蒼白。(半分、取り越し苦労だったんですけども)

メインのチームはデザイナーも出来るディレクターだったのでまあ出番ないかなと余裕ぶっこいていたらですね、団体の担当者の方が本職デザイナーさんだと判明したので、逆に手が抜けない&ロゴもなく、キーワードを探るところからという、かなり真っ新状態からのスタートながらコンテンツは豊富(作業量おおめ)でメディアサイト案件。(結果、ご本人がロゴデザインを出してくださったので超助かった…)

もう一方はディレクター担当者が神レベルなのを知っていたので半分安心してはいたのですが、急遽デザインを担当してくださるとなった方があまり自信がないとおっしゃられていた(けれど結果、ハイパフォーマンス出してくださって全然大丈夫だった)ので、事前に予め私が出来そうな下準備をアレコレ画策してみた結果、気がついたらFigmaを推しまくる結果になっていたのでした。アレが正解だったかわからないのですが、少なくともFigmaの上でゴソゴソしておくと補佐役が額賀さんと私だったのでなんとか出来るかな、と思ってそうしてみました。

ついでに推しプラグインをちょっとだけ、みんなにも紹介したら食いついてくれた人が若干名いてくださったので嬉しいです。

無料で誰でも使えて、概念図、フロー図、サイトマップもワイヤーも、そしてプロトタイプまで何でもいけて、ノンデザイナーをデザインに巻き込めちゃって、デザインシステム最高なデザインツールとして、Figmaオススメですよ!(回し者じゃないです)

おまけ

制作指針のこと

そうして、あれよあれよという間に膨らんだ筆頭がこの制作指針というドキュメントだったのですけれど、https://github.com/doactionjp/do_action_guideline でgithub化している(今の処ただのコピペ)ので、良かったらPRください。

WordPressのFigmaデータ

今回、最初の頃に入ったZoom MTGで、絵がいるってなって急遽勢いで作った概念図

do_actionのチーム構成を表したつもりのもの

https://www.figma.com/file/juyp7PslFy7Ms7loKuqgHD?node-id=64:259#27562980

だったのですが、せっかくなのでWordPressのアイコンで作成してみたものです。

WordPressのデザインデータはもうほぼFigma上に移行され、新しいものはFigma上で作成されているので、申請すれば何方でも閲覧可能(コピペも可能、ほぼGPL扱いのはずですが、リリースされていないものは要注意かも)になっていますので是非どうぞ。

申請方法はこちらから(How to get accessのところ)

上の図で使ったアイコンデータが入っているFigmaファイルはこちら

VIVA! 100%GPL!

100%GPLのこと、面倒くさいだけだと思ってる(私も大体はそんな心地だけど)かもしれないけれど、そんなこと無いんだよ、と大きな声でお伝えしたい。


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